株式会社afterFIT(代表取締役社長・谷本貫造)は、新型コロナウィルスの感染拡大による入国制限で入社が遅れていたベトナム人社員の入社式を、10月1日に東京本社で行いました。本来なら6月に入社する予定でしたが、ビザがおりずに入社が遅れていました。入社した社員の一人、チャン・クアン・カーイさんは「いつ日本で働けるのか分からず不安だったが、入社できて夢のようでうれしい」と笑顔を見せました。今回入社したのは、今春ベトナムの大学を卒業したばかりの3人で、海外から迎える初めての新卒1期生。情報技術を学び、エンジニアとして採用されました。afterFITはベトナムをはじめ東南アジアにも拠点があり、現地での採用や人材育成にも力を入れています。社長の谷本貫造は、入社式の挨拶やインタビューで、「アジアでも、これから再生可能エネルギー市場は広がっていく。今日入社したメンバーは日本で活躍した上で、いずれ母国に帰って貢献したいと考えている、優秀で意欲が高い人たち。コロナのような困難な状況のなかで入国制限という壁を乗り越え、入社してくれた。彼らが活躍できる場をしっかりつくっていきたい」と話しました。入社した3人は、辞令を受け取った後、一人ひとり挨拶をし、「一日でも早く戦力になりたい」などと話しました。カインさんは「仕事の経験がなく、分からないことも多いので不安があるが、すでにベトナム人の内定者が数十人いて来年入社する。1年後に先輩として一緒に働けるように、がんばりたい」。ベトナム人社員の採用やサポートを担当している長尾誠士によると、コロナによって外国人の内定を取り消す日本企業もあり、ベトナム人の新入社員は不安な日々を過ごすことになったと言います。このため、すでに社会人採用で入社しているベトナム人の先輩たちが毎週のように連絡をとり、不安をやわらげたり、情報を絶やさないようにサポートしてきました。入社式の模様は、NHKが取材。同日のニュースとして取り上げられるとともに、ウェブサイトに記事が掲載されました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201001/k10012643241000.html