しろくま電力株式会社(東京都港区、代表取締役 谷本 貫造、以下、しろくま電力)が出資する東京蓄電池発電合同会社(東京都新宿区、業務執行社員 一般社団法人アフターフィットSPCHD)が開発を進める桐生市琴平蓄電システム(以下、本件)について、2025年2月28日より運転開始の運びとなりましたのでお知らせいたします。●桐生市琴平蓄電システム設備概要 この度運転を開始したのは、群馬県の「桐生市琴平町蓄電システム」です。本件は東京都が実施する「令和5年度系統用大規模蓄電池導入促進事業」*1に採択を受けて推進するもので、卸電力市場*2と容量市場*3での運用を予定しています。また、将来的には需給調整市場*4への参入も検討しています。案件名:桐生市琴平蓄電システム所在地:群馬県桐生市琴平町出 力:2MW蓄電池システム:Narada※令和5年度東京都の系統用大規模蓄電池導入促進事業_案件概要:https://x.gd/ufCiy●しろくま電力の系統用蓄電池事業について しろくま電力は、天然の蓄電池と呼ばれる揚水発電所の運用実績や、電力小売り事業で培った各市場での運用ノウハウ、メガソーラー開発から得た、設計・施工技術を保持しています。また、土地開発AIシステム「Green Map」を活用したスピーディーな案件化力と、メンテナンスまでのすべてを一気通貫で行える包括性においては、国内有数の存在だと自負しています。スピードと価格、そして技術集団ならではの品質を強みに、引き続き再エネの調整力として欠かせない系統用蓄電池の普及に貢献してまいります。*1 東京都が電力需給ひっ迫への対応として実施する、エネルギーの安定確保に向けた取り組みのひとつ。事業者による「蓄電」を推進するため、東京電力管内の電力系統に直接接続する大規模蓄電池の導入に必要な経費の一部を助成金として交付するもの。https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/grid-connect*2 電力を発電事業者から電力小売事業者や大口需要家に取引する市場。電力の需要と供給のバランスを維持するための役割を果たし、スポット市場、先物市場、調整市場などの種類がある。*3 将来の電力需要に備えて電力供給能力(容量)を確保するために設けられた市場。電力供給の安定性を維持し、供給不足のリスクを回避することを目的として設けられている。特に、再生可能エネルギーが普及する中で、天候や季節の影響を受けやすいエネルギー源の不安定さを補うため、容量市場の重要性が増している。*4 電力の需給バランスを維持するための市場で、電力供給が需要に適切に対応するように調整を行う。調整する時間の長さによって一次、二次、三次の市場種類があり、この市場は、発電事業者や需要家、または系統用蓄電池などの調整力を提供できる事業者が参加することで成立する。