企業の「電力難」問題の解決へ 透明性のある市場適正価格で実質再エネ100%電力を提供株式会社afterFIT(東京都港区、代表取締役 谷本貫造)の電力小売サービス「しろくま電力(ぱわー)」は、22年6月より、特別高圧・高圧需要家向け市場連動メニュー「市場連動型しろくまプラン」のサービスを開始しました。日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場に連動した変動単価を採用することで、透明性のある適正価格で、実質再生可能エネルギー100%*1の電力を提供。需要家の電力消費によるCO2排出量ゼロを実現します。昨今の社会情勢により、電力の調達価格が高騰し、契約先の電力事業者から解約や大幅値上げを迫られる需要家が急増しています。電力各社がリスクヘッジのため新規受付停止や固定価格の引き上げを行うなか、本プランでは新規の需要家も対象に、30分ごとの市場価格に連動した適正価格で電力を供給。日中の電力料金低下の恩恵も期待できるプランです。■背景世界的な環境意識の高まりから、LNGの価格は長く右肩上がりの傾向にありましたが、昨今の不安定な社会情勢が拍車をかけ、価格上昇に留まる気配はありません。その影響を受け、電力価格も高騰が続いています。日本卸電力取引所(JEPX)のスポット取引価格は、2022年6月現在で昨年同時期に比べて平均価格が2倍以上となっています。この電力価格高騰を受け、倒産・事業撤退した電力事業者も少なくありません(帝国データバンク調べ)。また、大手電力会社も含め多くの電力事業者が、新規契約を停止したり、極端な値上げで価格高騰に対応せざるを得ず、契約先の電力事業社から契約打ち切りや大幅な値上げを迫られている高圧・特別高圧の需要家が急増しています。電気の契約先がなくなってしまった法人向けの「最終保障供給2」の件数は約1万3千件と、4月時点の3倍3にもなっています。しろくま電力(ぱわー)は高圧・特別高圧の需要家向けに、JEPXのスポット市場の取引価格に連動した「市場連動型しろくまプラン」を開発。電力市場高騰のリスクを回避するため各社が高く設定せざるを得ない固定価格に対して、市場の変動に合わせた透明性の高い適正価格で電力を提供いたします。また、電力は実質再エネ100%で、電力消費によるCO2排出量はゼロに。RE100にも対応可能です*4。(注釈)1 しろくま電力がお客様に供給する電気は、FIT電気の調達及び卸電力取引所からの調達による電気を供給する予定です。当社は、再エネ指定非化石証書の使用により、実質的に、お客様に供給する電気の100%について、二酸化炭素排出量ゼロの再生可能エネルギー電気による供給に努めます(あくまで計画値であり、再エネ指定非化石証書の調達状況等によっては環境特性目標値が達成されない可能性があります)。2 電気事業法で定められている制度。電力会社と契約できない法人に対し、緊急措置として大手送配電事業者から電力供給が受けられる。原則1年の適用期間中に新たな契約先を探さなければならず、期間中に支払う電気料金は割高となる。3 https://www.emsc.meti.go.jp/activity/emscsystem/pdf/07307_00.pdf (経済産業省 2022年5月)4 「トラッキング付再エネ指定非化石証書」(供給する電気に、由来となる電源種や発電所所在地等の属性情報を付加した再エネ指定の非化石証書を組み合わせることで、非化石価値の由来がわかる再エネ電気の供給を実質的に実現するもの)を使用します。■「市場連動型しろくまプラン」とは基本料金とJEPXのスポット市場の価格変動に連動した従量単価で電力料金が決まる、市場連動型の電力プランです。30分ごとの取引価格に連動するので、日中の電力料金の低下の恩恵も期待いただけます。主な電力使用時間帯が日中である法人様であれば、特に効率的に電力利用が可能です。また、毎月、市場価格推移や電力に関するトピックスをレポートとして提供。電力料金の根拠や状況を把握いただけます。・ご契約期間 1年間(自動更新あり)・解約申込 1カ月前通知・中途解約金 市場価格高騰時は解約金免除。・お支払方法 1)当月の請求見込額を前月末日払い。 2)請求確定額との差額は確定後の別月分支払い時に相殺。 (請求見込額は別途取り決め)・レポート 毎月、afterFITより電力市場レポートを配信。 前月の市場実績、今後の市場動向をレポート。◇詳細はサービス専用webページをご覧ください。しろくま電力(ぱわー)は再エネの供給によって需要家の電力利用によるCO2排出量削減に貢献していくとともに、今後も状況に合わせた柔軟なプラン開発を行うことで、誰もがいつでも再エネを利用できる社会の実現を目指してまいります。https://bit.ly/3NOe7Fg