afterFITは太陽光発電所のメンテナンス効率向上と人的コスト削減のため、ドローン点検を標準化し、2020年にはドローンの世界的な資格を持つ社員が35名を超えました。現場でメンテナンスを担当する社員が資格を取得、みずからドローンを操縦できるため、現場での活用機会が増加しました。日々の活用が「当たりまえ」のこととして浸透しています。ドローン点検は、人の手による従来の点検よりも時間を大幅に短縮します。その結果、作業人員の削減にも繋がり、太陽光発電所メンテナンスの低コスト化を実現します。たとえば2020年11月、東京ドーム36個分の面積をもつ白老町竹浦ソーラーパークの92,000枚のパネル点検を、従来手法では4人で1週間かかるところ、ドローンの活用により、2人の作業員がたった2日間で完了しました。afterFITでは、ドローン点検を特別な時の特別な手段としてではなく、日常の当たりまえの手法としてメンテナンスに取り入れています。現在afterFITがメンテナンスを請け負っている太陽光発電所では、すでにドローン点検を標準化しており、年1回のドローン点検が通常メニューに含まれます。それを実現できる背景に、社内でドローン操縦士を育成する仕組みがあります。afterFITには、世界トップクラスのドローンメーカーDJI社※の資格(DJI CAMP スペシャリスト)の認定ができるインストラクター(DJI CAMP インストラクター)が5名所属しています。これによりドローン操縦士の高度な社内教育が可能となり、DJI CAMPの有資格者は35名を超えました。このような取り組みが、太陽光発電所の安定維持にかかるコストを削減し、グリーンエネルギー主電源化の更なる加速に繋がると考え、afterFITはドローン分野に力を入れてきました。太陽光のスペシャリストが現場を歩いて得られる気づきの蓄積と、テクノロジーだからできることとを掛け合わせ、より高度な発電所管理システムの実現を目指します。日々のメンテンナンス以外にも、誰でもより簡単・安全に正確なデータを取得するための自動航行フライトアプリ開発や、ドローン×AIによる異常検知・分析システムの開発を進めており、グリーンエネルギーの低コスト化や発電量の最大化にさらに取り組んでいきます。