afterFITが提供する「しろくま電力(ぱわー)」は、全国の中高生(中学1年生~高校3年生)とその親(30歳~59歳)を対象に、「環境問題に対する親子の意識調査」を実施しました。■調査結果サマリー・環境問題に対して「かなり重要」だと答えた子どもが59.5%だったのに対し、親は42.5%と低い結果に・子どもの88.6%が環境問題に対して行動していきたいと感じており、62.4%がもっと環境問題について学びたいと回答・親の73.8%が子どもに環境問題への意識を持って欲しいと感じているが、環境問題に対して行動できていないと答えた親は85.5%と高い結果に子ども世代の環境意識の高さと、行動に対する意欲が特出していた一方で、親世代は環境問題を「自分ゴト」として捉えている人は少なく、未来の話=「子どもたち世代の問題」と考えている傾向が浮き彫りになりました。------調査トピックス------■「SDGs」や「脱炭素」など環境問題にまつわるワードも子供の方が知っている時代に「SDGs」「脱炭素」という言葉を知っていますか?という質問に、「知らない」と答えた子どもが13.7%のなか、約1.5倍の20.9%の割合で親は「知らない」と回答しました。地球温暖化の主な原因である炭素や、国連サミットで決定した、「持続可能な目標(Sustainable Development Goals)以下「SDGs」)に関して、子どもの方が大人よりも知識が上回る結果となりました。■環境意識が高く、地球環境に対する危機感も強い。行動にも積極的な子供たち子どもたちは地球の環境問題に対する意識も高く、全体の80.9%が地球温暖化に対して強い危機感を持っていることがわかりました。また、環境問題に対する社会の取り組みに満足しておらず、88.6%の子どもたちが自ら何か行動したいと答えています。環境を重要視する理由について、「これからの時代、生きていくのは自分達だから」(17歳 高校生)「環境が悪化すれば、いずれ自分達にその返しがやってくるから」(14歳 中学生)「今後自分が歳を取るにつれてきっと環境は大きく変わって来てしまうとおもうから」(17歳 高校生)と回答しており、環境問題を自分ゴトと捉えている子どもが多く見られました。・環境問題に対する社会の取り組みに「満足している」子どもは16.4%に留まる「現在世の中で行われている環境問題への対策についてどの程度満足していますか?」の質問に、「とても満足している」(4.7%)、「満足している」(11.7%)と、満足している子どもたちは全体の16.4%と少ない割合に留まる結果となりました。世の中では、地球環境に対して様々な活動や対策が行われている中でも、子どもたちは現状の社会の取り組みに十分だと感じている割合がとても少ないことがわかります。・環境問題に対して「行動していきたい」と答えた子どもたちは88.6%に「既に行動しているし、他にも積極的に行動していきたい」(17.4%)、「積極的に行動していきたい」(38.6%)、「行動していきたい」(32.6%)と、環境問題に対し実際に行動している、又は行動したい気持ちを持っている子どもたちは全体の88.6%と約9割にのぼる結果となりました。約2割の割合の子どもが「既に行動している」と回答していることからも、環境問題に対するアクションそのものが、子ども世代に浸透していることがうかがえます。・環境問題を学ぶ場があれば、「参加したい」と思う子どもたちは62.4%「とても思う」(24.7%)、「やや思う」(37.7%)と答えた割合が全体の62.4%と半数を大幅に超える結果となりました。危機感や行動にうつしたい気持ちだけでなく、環境問題に対して積極的に学ぶ姿勢や気持ちが高いことも伺えます。「小さい頃から教育をするべき」(14歳 中学生)「子供たちに自然の大切さをきちんと教えて欲しい」(17歳 高校生)など、現状の教育に対して更なる改善を求める意見もあがっていました。■未来=子どものこと? 親世代の地球環境への課題意識と実際の行動には大きなギャップも環境問題に対する意識は、親も子も共通して高い傾向にありますが、自分の未来のこととして問題を受け止めている子どもたちと違い、親世代の意識は「未来=次世代以降の問題」として認識している回答が目立ちました。同時に、環境問題に対して自ら行動を起こさず、どこか他人任せにしていることも浮き彫りになりました。・親世代も、環境問題は「重要」と認識しているものの危機意識が低い結果に親世代と子ども世代の双方が、環境問題に対し、重要な問題だと認識していることがわかりました。ただし「かなり重要だと思う」と答えた子どもが59.5%と約6割にのぼる中、親世代は42.5%と、親世代の危機意識が子どもに比べて低い結果となりました。しかし、環境問題は重要と回答した親からは「将来、子供達が安心して生活するため」(32歳 中学年の親)「子供の将来を考えると不安」(44歳 中学生の親)などの回答も多く、自分ゴトではなく、未来=子どもたちの問題と捉えている親が多く見受けられました。・意識はあるが行動できていない、消極的な親世代環境問題に対して88.2%が「重要」と答えた一方で、実際に行動できていない親は全体の85.5%にのぼりました。また、親世代は「クリーンエネルギーやリサイクルなど、もっと大きな枠組みで考えなければいけない」(52歳 中学生の親)「原発問題や脱炭素化が進んでいない」(53歳 高校生の親)「法律的に整備するべき」(42歳 中学生の親)など、国の政策や取り組みに対しての懸念が多く見受けられました。・自分の子どもに「環境問題への意識を持ってほしい」と感じている親が 73.8%に「とても思う」(27.6%)、「やや思う」(46.2%)と全体の73.8%が自分の子どもに、よ り環境意識を持ってほしいと感じている結果に。環境問題に対する自らの行動に課題を抱える親世代ですが、多くの親が自分の子どもに「環境への関心や意識を持ってほしい」と感じていることが分かりました。■子どもからの提言には、親を動かす力がある「お子さまの方が環境意識が高いことに、焦りを感じたり、自身も改めないといけないと感じることはありますか?」の問いに対して、「とても思う」(11.3%)、「やや思う」(37.6%)と約半数の親が回答しています。実際に子どもからは「もっと大人が意識をもつべき」(18歳 高校生)との声が多くあがりました。普段は子どもを教育する立場の親ですが、環境問題に関しては子どもの方が意識が高いことを自覚しており、改善意識を持っていることが見受けられました。そして、子どもの環境問題に対する意識の高さが、親を動かす原動力になり得るという、示唆に富んだ調査結果となりました。子どもたちの多くが、親世代に比べて、環境問題に対してより真剣に向き合っていることが分かりました。しかし、まだまだ子どもたちの力や思いだけでは、地球の未来を守るために実現できることや範囲が限られるのも事実です。しろくま電力(ぱわー)は、地球環境への貢献を目的に行動しようとする子どもたちの様々な「脱炭素アクション」を全力でサポートし、地球と子どもたちの明るい未来づくりを実現して参ります。------調査概要------・調査方法:インターネットによるアンケート調査・調査期間:2021年10月1日(金)〜2021年10月5日(火)・対象:全国の中学生・高校生 また、中学生・高校生の子供をもつ親・回答者数:中高生316名(中学生148名、高校生168名)、中高生の親221名(中学生を長子にもつ親116名、高校生を長子にもつ親105名)--------------------------